松原聖書教会 牧師 野口富久

 私たち、松原聖書教会では、毎月最終の土曜日のお昼に、無料で子どもたちに食事を提供する子ども食堂を行っています。

 

 新型コロナウイルスによる規制が明けて、再開し、集う子どもたちは、20~30人、奉仕してくれるスタッフ10数人です。

 

■始めたきっかけ

 教会に与えられている任務の1つに、『社会的責任』と言われるものがあります。イエス様は、神の国のメッセージを伝えると同時に、人々の具体的弱さを憐れんで、愛の業を行っています。

現代に当てはめると、子ども食堂もその1つに当たります。

 

 先に、新潟市で地域貢献のためにと始まった「子ども食堂」が、地域の人々に喜ばれ、用いられていると聞き、現地に行って学び、その活動を運営している牧師夫妻をお呼びして、やり方を教えていただきました。

■JF子ども食堂の特徴

 対象をとりあえず、小学生に絞りました。あまり範囲を広げると、キャパシティー・オーバーになってしまい、続けられなくなってはかえって迷惑をかけると思ったからです。

特徴は、ただ食事をとるというのではなく、その後、駄菓子屋、射的、ボールすくいなどのお楽しみプログラムが、待っています。

 

 子どもたちは、そのようなプログラムを楽しんだり、外でボール遊びをしたり、大縄跳びで遊んだり、仲間とおしゃべりしたりと、安心して過ごす時間・居場所になっています。

 

■子ども食堂をやって良かったこと

 この働きに賛同して、何人ものボランティアフタッフが、与えられていることです。

地元の塾を経営している方、PТAの会長さん、幼児園の卒園生のお母さん、教会員の職場の後輩など、多くの人たちがこの働きに賛同して、加わってくれています。

 

■これからの期待

 この働きが、口コミで地域にドンドン伝わり、さらに、本当に食事を必要としている子、居場所を必要としている子たちを招くことができるようになることです。