祈りの力 O・Kさん

 私はこの十月で八十八歳になりましたが、八十二年前に東大阪の教会の幼稚園に通いました。続いて小学校二年位迄、教会の日曜学校に通っていました。

 それから戦争が激しくなり、終戦の翌年に父親が亡くなり、厳しい生活が続きました。五十九年前に結婚。その後、松原に引っ越し、ミッションスクール出身の妻のかねてよりの願いで、四十年程前に娘が、当時阿保にあった教会の日曜学校に行くようになり、妻も教会員とならせていただきました。

 私も教会の行事に参加させていただくことが多くなり、特に、きらきら会にはよく参加して楽しませてもらいました。T牧場にも最初の頃からお邪魔し、ご馳走になりました。

 この間、色々な方から学びなどを勧められましたが、私は長男のため先祖の供養のことを思ったり、日曜も仕事などある時があったりで、その気になれませんでした。

 ところが、一昨年、孫の高校入試に当たり、「おじいちゃんの後輩になるのやから、祈ってや」とのことで、合格したら日曜礼拝に行こうと思っていました。そして昨年四月から日曜礼拝に参加させていただくようになりました。

 

 これまでも色々な面で、皆様にお祈りいただいていますが、妻が昨年秋に病気で入院し、教会や牧場で皆様にお祈りいただき、命が助けられました。又、加えて、孫が「おじいちゃんがイエス様を信じられますように」と真剣に祈るのを見て、私も神を信じ救っていただこうと思いました。

 学びの機会をいただき、病気の妻にイライラする事も罪と知りました。これまで聖書を開いたことがなく、キリスト教での神はイエスキリストのみと思っていましたが、三位一体の神がおられること、仏教がキリスト教の影響を受けたこと等、学ぶことが多くありました。

老年になって、物忘れがひどい私で、益々迷惑をかけることと思いますが、宜しくお願いします。